キッチーkobayasiの本当に大事じゃない話

ひょんな事から飲食の世界に飛び込み、今も料理人を続けています。

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私の父は元都の職員で築地市場にも勤務していました だから一言言いたい

      2016/09/19

どうもキッチーです。

もう25年位前の事ですが、私の父は東京中央卸売市場に勤務していました。小さい頃、年末になると築地で正月のおせちの食材の買い出しに連れて行かれてました。
東京中央卸売市場は建値市場と言われ、海産なら築地・青果なら大田・食肉なら芝浦と全国の食品の値段の基準になる市場です。ですが昨今の産直ブームやインターネットの直販など、市場を通さない取引も増えてきて、中央卸売市場の役割も変わってきています。
ですので正直築地が閉まってしまうのは少し残念な気持ちもありますが、これからの都のより一層の発展の為に豊洲の新市場がより良いものになってくれる事を願って期待しています。

そこで最近の謎の地下空間に関してですが。
確かに何の説明もなく、専門者会議の提言を無視するような構造物を勝手に作る事は問題だと思います(たとえ法的拘束力が無くても)。説明責任もまだ果たされていません。
ただ勘違いしないで頂きたいのは、それで即豊洲は危険、食品を扱う場所ではない、とはならないという事です。

元東京ガスの建物があった地面を2m掘り進め、その下の土壌を掘り返し、汚染物質を除去し、また埋め戻す作業は確かに完了しています。
そしてその上には基本的に50㎝の土壌があれば安全性は保たれますが、海抜の問題やより高い食の安全性の確保の為に、都側から元の海抜まで2m土を埋め戻し、更にその上に2.5mの盛土をしてコンクリでならす提案がなされてます。土壌による揮発性物質のガードの代わりに、30㎝程度のコンクリートでもその機能は果たされると専門家会議でも提言されています(現在建物の基礎部分全面にコンクリートが均されている訳ではありません)。
そして建物の下の謎の地下空間に水が溜まっている問題も、本来しっかりした地下水排水システムが働いていて、あのような事にはなりません。ただその排水システムが作動したのが最近との事で、その前に何らかの(地下水なのか雨水なのか)水漏れ事案があった事は確かです。ただその水が直ちに危険な汚染水だと決めつけるのも早計だと思います(因みにコンクリの原料の石灰はアルカリ性です。弱酸性の雨水も石灰が溶け出せばアルカリ性になります)。
全てはちゃんとした調査を行い、安全性の確認を取る事が重要です。
「だったら早くその水質検査をすればいい」とお思いになるかと思いますが、豊洲新市場は都の建物なので、そこの地下に溜まる水は、法的に都の所有物となります。ですから調査に乗り出してる都議の皆さんでも、都の許可なく勝手に持ち出す事はできないのです。
(15日書き足し:今回共産党都議団は都の「水質調査は只今我々で行っていますので水の採取はご遠慮下さい」と言う制止を振り切って持ち出しました。都が所有権を主張すれば、厳密に言えば『窃盗罪』で議員辞職です。勿論今の世論がそんな事許しませんが)

もう一つ。
よく「都民の税金が税金が」と言われますが、豊洲市場への移転に関しては、担当している部署の独立採算制で行われています。
豊洲に来る事業者から入る契約金と、それで足りない分は築地市場の跡地の土地を売り払い補填されます(オリンピックの道路は地下を通ります)。つまり税金は使われないのです(建前としては。ホントは一般会計からも少し資金が流入してます)。それに土地を売った側の東京ガスからも、瑕疵担保責任(売った物に問題があった場合はその損害を補償する)による賠償金が払われています。
これだけは訴えたかったです。

勿論だからと言って都が犯した事、今の都の対応が良いとは言いません。
ただ間違った非難だけはして欲しくありませんでした。
父からはもっと詳しいかなり突っ込んだ話を聞いているのですが守秘義務があるので書けません。スミマセン。
書ける事としたら、地下工作物の建設の決定を下した当時の局長はとっくに退職していて、もう都にはいないだろうと言ってます(組織図では産業労働局の下に中央卸売市場長が入りますが、この部門はかなり独立した組織で1つの局とみなす事もでき、実質市場長が局長並みの権限を持っていた可能性もあります)。そして都が専門家に安全性の検査を依頼したら、恐らく『今の状態でも安全だ』という答申が返ってくる筈だとも言ってました。その言葉の真意がどこにあるのかは、私には分りません。最後に父も、都は今回『やり方を間違えた』とも言ってました(決して一連の騒動を擁護している訳ではありません)。

あ、後、事業者を選定する入札の時点で談合があった事はほぼ間違いないでしょう。一度目の都の提示した工事予算では応札する企業が無かった為、都は新たに予算を公表して再入札が行われました。ですので落札価格率が99.9%になっても何もおかしくありません。当然の事です。ただ各建物毎に応札した企業が1社だけだったというところに不自然さを感じます。(勿論大きな工事なので入札できる企業は限られますが)

キッチーより

追伸。
レスリングの伊調馨選手が国民栄誉賞を受賞する事が決まりました。
そこで単純な疑問として、同じ国民栄誉賞を先に取ってる吉田選手と伊調選手どちらが強いのかという事ですが。
実は2人は大学時代2度対戦しています。
結果は2度とも吉田選手の勝利。その後伊調選手は階級を変えました。
それですぐ吉田選手が上とはなりませんが、実際今やったらどちらが勝つのか、無理と分かっていても見てみたいもんですね。

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