キッチーkobayasiの本当に大事じゃない話

ひょんな事から飲食の世界に飛び込み、今も料理人を続けています。

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お金が無いのに元少年Aの手記『絶歌』を買ってしまった

      2016/03/10

どうもキッチーです。

私にとって今期のアニメで断トツで面白いのが、木曜深夜にやってる『僕だけがいない街』です。これはタイムリープ出来る青年の主人公が小学生時代に戻り、連続少女殺害事件の被害者になった親から虐待を受けている同級生の女の子を救おうとするアニメです。
これの影響で、本当は被害者遺族の心境を考えると興味本位で手に取るべきではない本と分っていながら、酒鬼薔薇聖斗こと元少年A(神戸連続児童殺傷事件の犯人)の手記『絶歌』を買ってしまいました。

私はこの元少年Aの犯行に至った心境と、犯行の推移を知りたかったのですが、実際読んでみるとはっきり言って「胸糞悪い」ですね。これは被害者遺族の感情を逆撫ですると思います。興味本位で手に取るべき本ではない事が解りました。
ただ非常に頭の良い人物である事ははっきりしています。
幼少期に肉親から充分愛情を受けて育ち、その肉親(祖母)との死別があり、その後虫や小動物を虐殺するようになり、世界のシリアルキラーの著書に興味を抱き、自室には隠す様にハンマーやナイフをコレクションしていた少年A。もし祖母が生きていたら「僕は事件を起こさずに済んだのだろうか」と本では語っていますが、自己でもコントロール利かなくなっていた殺人欲求を抑えられたかは疑問です。彼は猫を虐殺した時、性への目覚めが有り、その後の性的サディズムが殺人へと繋がりました。
私も思春期の不安定な時期、破壊衝動は有りました。しかし私の場合それは自分に向き、自傷行為が止められなかったのと、私はマイナートランキライザー(精神安定剤や睡眠薬)のコレクションをしていました。中学時代に買った書籍に鶴見済著の『完全自殺マニュアル』があります。このエネルギーが他の弱者に向いていたら、私もこの少年Aと同じ道を進んでいたかも知れません(まぁそんな蛮勇は絶対起こりませんし、私の嗜虐性は全く性的興奮と結びついていませんでした)。

はっきり言って医療少年院に入ったところで、その者の性癖が“治療”により“治る”とはとても思えません。幸いこの国の性産業は世界でも稀に見る多様性を持ってます。この元少年Aは自分で稼いだお金だけが頼りだと語ってましたが、それであればアブノーマルな風俗で相手の首を絞め失神させる事まで出来るSMクラブというものでも利用したらどうだろうかと思います。でも一つ間違えればまた殺人者になってしまいますが。

しかし罪を背負って生きて行くというのはどういったものでしょうか?
私は過去1度自動車で軽く人と接触事故を起こした事があります。幸い相手は無傷でしたが、一応警察を呼んで人身事故として処理してもらいました。勿論簡易裁判も受け、罰金30万円を払いました。罰金刑なので刑法上前科一犯です。
私はこの10年以上前の出来事を、当然ですが未だに思い返す事があります。相手は本当に無傷だったのだろうか? その後後遺症は出てないだろうか? と罪の意識に苛まれる時があります。これは一生続くものだと思います。
その後私は運転を止め、今は免許も返納しています。しかしそれで罪が消えたとは決して思いません。

元少年AはTVの討論番組を見ていて、ある少年が質問した「なぜ人を殺してはいけないのか?」と言う問いに対し、『どうしていけないのかは分らないが、もしやったら自分が想像している以上に自分自身が苦しむ事になるからやるな』という答えを出してます。私はこの答えに大変不満です。
勿論私にもなぜ殺人がいけないのかは分りません。もし一度も人から愛され、その存在を祝福された事が無い人がいたら、殺人の罪悪感は感じないかも知れません。でも敢えて言わせて下さい。その命を奪われた人に向けられた無上の愛は、途轍もなく尊く掛替えの無いものだという事を。
私が初めて自殺未遂をした時、病院のベットで一晩中私の手を握り続けてくれた母の温もりを。その後も何度も自死を試みた昔の私に「母を失ってから気付いても遅いんだよ」と諭せるものなら諭してあげたいです。

今回のブログはちょっと内容がアレですね。本当はあまりパーソナルな事は書きたくないのですが、やはりどこかこの元少年Aにシンパシーを感じている部分があるのでしょうか?
少年Aは少年Aなりに、今後も一生罪の意識を背負って生き続けて欲しいと思います。そして社会への自己表現とは別の形で、その罪を償っていって欲しいと思います。

キッチーより

追伸。
なでしこは残念でしたね。3試合終えた時点で6チーム中5位とオリンピック出場権は逃しましたが、最後の2試合は良く戦っていたと思います。最終的にはグループ3位で大会を終えました。今現在なでしこは平均年齢が27歳を超えているという事で、世代交代が上手く行かなかったのかなとも思います。しかし今回の最終予選では、随分新しい選手の起用もあって、本当にこれからのなでしこをまた一から作り直して世界で活躍して欲しいです。佐々木監督は責任を取るつもりみたいですが、「お疲れ様でした。そしてありがとうございました」と言う言葉を贈りたいですね。

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